最近、若者の間で注目を浴びている「マルハラ」。
LINEで無意識に句点を使うと若者は恐怖や不安を感じてしまうそうです。
今回はこのマルハラ問題について記事をまとめました。
マルハラとは?
マルハラとは「マルハラスメント」の略です。
たとえば、「です。」「ます。」などの末尾に句点をつけてメッセージを送ると若者は恐怖や不安を覚えてしまい、ハラスメントになるということで、マルハラスメントと呼ばれています。
句点の意味の変化
句点の使用に関する若者の感覚は以前とは異なり、句点が文の終わりに使われることで、以前は文の終わりを表すとされていましたが、現代の若者にとってはその文脈によって様々な意味を持つようになっています。
たとえば、短い返信に句点が付けられることで、相手が怒っているのではないかと解釈されることがあります。
句点が付くことで、会話やメッセージが怒りや冷たさを含むものとして誤解されることがあります。
若者たちは、句点が現れた瞬間にコミュニケーションの流れが一時的に止まったように感じ、相手の意図を誤解する傾向があります。
句点による若者の誤解
句点によってどのような誤解が生まれるのか例を用意しました。
今回の例は待ち合わせでのメッセージについてです。
自分「もうすぐAA駅に着きます!」
これに対して
相手「今AA駅に着いたから待ってます。」
このような返事が返ってくると少し怒っているのかなと感じてしまいます。
違うパターンとして
相手「今AA駅に着いたから待ってます!」
こういった返事が来た場合はどうでしょうか。
なんとなくですが、テンションが上がっている、会うのを楽しみにしているかのように捉えることができますよね。
もう一つのパターンとして
相手「今AA駅に着いたから待ってます~」
これだと陽気な感じが伝わり、のんびりと待ってますという気持ちが伝わります。
このように、メッセージの末尾に打たれた句点によっては、若者に恐怖感や緊張感を与えてしまったり誤解を招く可能性があるのです。
句点以外の表現をする
この問題を解決するためには、句点以外の表現方法を模索することが重要です。
先ほども書いた通り「。」だけではなく「!」「~」を使用したり場合によっては絵文字や顔文字を使うこともいいでしょう。
ですが、若者自身も過剰に反応しないことです。
例えば、社内メールで句点以外の表現は失礼にあたるため、その流れで日常でのLINEでも句点をつける人は大勢います。
ですので、気にしすぎないようにしましょう。
マルハラに対してネットの反応
若者の過剰反応について理解できないという意見がネットでは多くみられました。
その一部を紹介します。
仲間内のコミュニケーションと働く場所でのコミュニケーションはそもそも違うことを意識して欲しい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2883ea7ff061af155f6491339a42cb75f8648092/comments
上司から「分かりました!」ってLINEが来たら友達かよ!って私なら突っ込む。
いつの時代も若者言葉というか、流行りはあるからそれは仲間内では良いと思いますが、社会においてそれが常識ではないこと認識しておかないと思う。 句読点の一般的使い方をしている人が「。」つけただけでマルハラとか理由のわからんものに巻き込まれるのは流石におかしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2883ea7ff061af155f6491339a42cb75f8648092/comments
こういう若者に対して一度上司や目上の者に対する「手紙」を書かせたらいい。そういう教養(練習)の場を与えてやらないといつまでも正しい日本語の使い方が出来ないでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2883ea7ff061af155f6491339a42cb75f8648092/comments
学生は文章は打たずに電話する
ABEMA的ニュースショーで現役大学生でタレントの小浜桃奈さんはこう語っています。
現代の学生は「文章を打たない」という。「用があればすぐに電話。話したいことがあったら、みんな電話です。LINE電話で」
https://times.abema.tv/articles/-/10112673?page=1
用があればすぐ電話することに慣れた若者は、LINEチャットの句点で相手の機嫌を読み取ろうとしているのかもしれませんね。
まとめ
句点の使用によって生じるコミュニケーション上の問題は、単なる文法の問題にとどまらず、受け手の感情や意図の理解に影響を与えることがあります。
そのため、句点の使い方には注意が必要であり、相手の意図を誤解しないよう努めることが重要です。
しかし、そのメッセージが仲間内なのか仕事上のやりとりなのかで大きく意味が変わってくるので、場を考える必要があります。
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